2010年11月26日
■本■ セカンド・ラブ/乾くるみ
ベストセラー『イニシエーション・ラブ』に続く「驚愕の恋愛ミステリー」第2弾!
↑
という帯に踊らされて買っちゃいましたよセカンド・ラブ。
イニシエーション・ラブは最後の最後でビックリ仰天!
安っぽい恋愛小説が最後の二行で突然ミステリーに変身でした。
もう「あっぱれ!」としか言いようがなかった位、内容云々ではなくトリックに脱帽。
今回も期待しながらも、だまされないぞ!という気持ちで読み始めました。
そして足湯をしながら一気読み・・・。

なんというか後味の悪さが残ります。
イニシエ~とは違う意味で「女って怖っ!」って思いましたね。
アレもすごく怖かったですが・・・。
ちなみに恋愛小説としては相変わらず微妙です。
でも価値はそこじゃなくて文章のトリックですから仕方ないのかな。
ネタバレなしの感想って難しいです、この著者の場合。
興味ある方はぜひイニシエーション・ラブから読んでみてください。
(2冊に関係性はないので単独で読めますがイニシエ~が先の方がより楽しめるはずです。)
多分古本屋に文庫本があると思いますよ。(私がそうでした。)
セカンド・ラブはハードカバーしかないから文庫本待ちでもいいかも。
私は買ってしまったので元を取る為に友人に貸して感想を共有します。
あと、著者が静岡県出身のなので違う意味で楽しめますよ。
さてさて今日は何を読もうかな。
本の虫ですよ・・・。
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という帯に踊らされて買っちゃいましたよセカンド・ラブ。
イニシエーション・ラブは最後の最後でビックリ仰天!
安っぽい恋愛小説が最後の二行で突然ミステリーに変身でした。
もう「あっぱれ!」としか言いようがなかった位、内容云々ではなくトリックに脱帽。
今回も期待しながらも、だまされないぞ!という気持ちで読み始めました。
そして足湯をしながら一気読み・・・。

なんというか後味の悪さが残ります。
イニシエ~とは違う意味で「女って怖っ!」って思いましたね。
アレもすごく怖かったですが・・・。
ちなみに恋愛小説としては相変わらず微妙です。
でも価値はそこじゃなくて文章のトリックですから仕方ないのかな。
ネタバレなしの感想って難しいです、この著者の場合。
興味ある方はぜひイニシエーション・ラブから読んでみてください。
(2冊に関係性はないので単独で読めますがイニシエ~が先の方がより楽しめるはずです。)
多分古本屋に文庫本があると思いますよ。(私がそうでした。)
セカンド・ラブはハードカバーしかないから文庫本待ちでもいいかも。
私は買ってしまったので元を取る為に友人に貸して感想を共有します。
あと、著者が静岡県出身のなので違う意味で楽しめますよ。
さてさて今日は何を読もうかな。
本の虫ですよ・・・。
2009年10月13日
実りなき秋

『実りなき秋』が、英語の原題。
その方がピッタリな気がします。
日本題は直接的すぎて色気が無い・・・。
題名の事はさておきドキュメンタリーとしてとても興味深い内容です。
最近TVなどでも話題になっている蜂の大量死。
アインシュタイン曰く
【もし蜂が滅びると、人も4年で滅びる。蜂が消えると、植物が消え、そして人も消える】
多くの農作物は蜂の恩恵にあずかっているそうです。
すなわち人間も。
自然破壊に対しての警鐘なのかもしれませんね。
そういう意味ではレイチェル・カーソンの「沈黙の春」を思い出します。
コレを読んでいたらなぜか蜂を飼ってみたくなりました。
蜂って知れば知るほど不思議で素敵な生き物ですね。
そういえば、喉の弱い私はプロポリスにも大変お世話になってるんだった!
蜂さんありがとう。
2009年06月06日
本の紹介 【死刑/森達也】

本のご紹介。
このブログののんびりした雰囲気には少し違和感な題名かもしれませんね。
足利事件の菅家さんの冤罪の問題、そして裁判員制度の導入というこの二つのニュースを考えたときにこの本を思いだしました。
私は基本的には死刑反対論者です。
その理由は「死んだら生きかえらない」から。
もちろん他にも色々な理由はあります。
「人を殺してはいけない、死刑だって人が人を殺す行為であることに変わりはない」
「人は改心する可能性がある」などなど。
でも一番は、「冤罪で死刑にされたらその人は帰ってこない」と思うから。
もちろん死刑を無くした場合の弊害もたくさんあるとは思います。
そして自分の大切な人が被害にあっても死刑反対と言い切れるか自信はありません・・・。
でもやっぱり死刑は何か違うんじゃないかなって思っていました。
裁判員制度の導入によって死刑の判決に一般市民が参加するかもしれない。
なのに死刑について何も知らない。
私はこの事をすごく不安に感じていました。
この本では著者の目を通して【死刑】って何だろうと探っています。
初めは反対派だった著者が両方の意見の人たちと関わっていくうちに悩む。
同じように私もこの本を読むことによって悩みました。
はっきり言って「知らなきゃよかった」とすら感じることもありました。
でも、この「知ることによって悩む」に重要な意味があるんじゃないかな。
何も知らずに「人を殺したら死刑が当然」や「なんとなく死刑は良くない」と思うのではなく、色々な側面を知り「法と何か」「人間とは」「生きる事の意味」を考える。
そこに悩む意味があるんじゃないかな、と。
そして悩むことによって新しい形が生み出される可能性もあるのだと思います。
私の意見はともかくとして興味のある方はぜひ読んでみてください。
悩むことが得意な著者の特性がすごく生かされた本だと思います。